コラム

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SANKYO WOMANスペシャルコラム


富田 絵里香(Tomita Erika)

富田 絵里香(Tomita Erika)

  所属先

  AREA 外構&お庭の設計事務所・手描きの図面屋

  保有資格

 ・1級造園施工管理技士
 ・一般社団法人 日本エクステリア設計協会正会員

  庭への想い

  手描き一筋、暮らしと夢のAREAを描き続けます。
  付加価値が感じられる住まいの提案を心がけ、
  住み心地、デザインの満足度を高めていきたい。

  ~主な経歴~

  ハウスメーカーエクステリア部門、外構設計施工会社 15年間勤務を経て独立
  AREA外構&お庭の設計事務所立ち上げ12年目になります。

主な作品
主な作品

【 第9回 】 東京青山界隈、ガーデンファニチャーショールーム巡り

今回は東京青山界隈にあるラグジュアリーインテリアブランドの中でガーデンファニチャーを取り扱うショールーム巡りをしてきました。

昨今のガーデンファニチャーへの注目度の高まりは言うまでもなく、
ガーデンテラスやガーデンリビングを室内と一体化した寛ぐ場としての提案するアイテムとしてガーデンファニチャーは欠かせません。しかし、まだまだ私達エクステリアプランナー側の商品知識が不足しているせいで、ファニチャーの提案がインテリアコーディネーターや建築士、お客様にお任せになってしまっていませんか?そんな現状は絶対嫌ですよね。やはり屋外空間は私達が空間の使い方、構成する材料や植物など全て、ライフスタイル含めトータルで提案したいものです。
昨年発足したガーデンファニチャー協会GAFA(https://gafa-design.jp)を皆さんはご存知でしょうか。
ガーデンファニチャーを中心としたアウトドアリビング商品の普及を通して、屋外で過ごすライフスタイルの普及を目指す協会ですが、私も正会員として活動していますので、今回のコラムでは青山界隈のショールーム巡りのお話とともに皆さんにも知識を共有していけたらと思います。

東京青山界隈はインテリアブランドのショールームが数多く点在し、ガーデンファニチャーを取り扱うブランドも多くあります。
その中でも今回は「B&B Italia Tokyo」「Cassina ixc.」「Minotti Aoyama」「FLEXFORM TOKYO」の4ブランドをピックアップし訪問しました。
4ブランド共にイタリアで創業したラグジュアリーインテリアブランド。毎年イタリアミラノで開催される世界一の家具見本市ミラノサローネでも注目必須ブランド、昨今はガーデンファ二チャーのコレクションも数多く発表されています。是非皆さんにも訪問していただきたいところです。
欧米では「庭での過ごし方」が日本よりも外部空間活用への意識が高く、健康的なイメージもあり、冬場でもテラスゾーンは日常的で人気があり先進的、今回ご紹介するショップは本国イタリアでもニーズとしてもかなり将来性が見込んだ事業展開が覗えました。 やはり、屋外ならではの風や光や自然、そして解放感ある空間は大きな魅力。日本でもホテルやレストランの商業施設ではかなり充実してきた感もあり、段々と自宅に取り入れたいと思う方も増えてくるかと思いますので今のうちに知識を深めておきましょう。

この青山界隈は、表参道エリアを含めてインテリアブランドだけではなく、建築のショールームなのかなと思えるほど多数の有名建築家が手がけた建物が点在しています。伊東豊雄、安藤忠雄、隈研吾をはじめ、北京オリンピック会場(通称、鳥の巣)を手掛けた建築ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計の全面菱形窓に覆われた外観の「PRADA」の旗艦店や、新国立競技場の建設問題によって日本でも注目された「アンビルドの女王」などという不名誉な形容詞が定着してしまったザハ・ハディドが初めて手がけた商業施設の「Neil・Barrett(ニール・バレット)」の旗艦店などもあり、世界的に活躍する建築家が手がけた建物が見つけられます。特に表参道駅から根津美術館を繋ぐみゆき通り沿いは建築好きにたまらないエリアです。個性的な高級ファッションブランド旗艦店も軒を連ねているのでウインドショッピングも楽しく、歩くだけで心が刺激されること間違いなしです。
裏路地も沢山の魅力があるのでぜひ散策してほしいところ。こんな裏道に建築家・隈研吾設計の建物が!!と驚いたり、古民家をリノベーションした洗練されたデザインの店舗、ファサードの植栽利用なども目を惹いたりと勉強にもなります。高層ビルが無いせいもあってか都会の中心でありながらも洗練されたデザインと共に人の温もりを感じることができます。私はメジャーな通りよりもむしろ裏路地の方が個人的には好き。ショールーム巡りの際は外苑前エリアから根津美術館エリアへの移動は裏道散歩をしながらの移動もお勧め、テラス付き一軒家レストランが点在しているのでそんなところを発見することも楽しみですね。見つけたら是非ランチやディナーに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

今回、各ブランド1時間程度の滞在でのスケジューリングをしたためショールーム全体の見学ができず、アウトドアコレクションのみを説明をしていただくことで終わってしまいました。やはり室内と室外を区別しない寛ぎの空間を提案するためにはインテリアの知識も身に付けることも重要かと思うので、もしも皆さんが訪問する際は全体の見学時間を考慮して各2時間程度の滞在を前提に計画した方がいいかなと思います。
現在、各ショールーム予約制ですので、訪問希望の際はホームページから問い合わせしてください。


それでは、まずスタートは東京メトロ銀座線の外苑前駅から直結している「B&B Italia Tokyo」です。



B&B Italia Tokyo東京都港区北青山2-5-8 青山OM-SQUARE 1,3F
https://bebitalia.co.jp
Cassina ixc .Aoyama Shop
東京都港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル1、2、3Fhttps://www.cassina-ixc.jp/index.html
Minotti Aoyama
東京都港区南青山4-21-26
https://minotti.jp
FLEXFORM TOKYO
東京都港区南青山6-4-10
https://www.flexform.jp


B&B Italiaのアウトドアコレクションは2007年から毎年発表され、自社の研究開発センターと世界的なトップデザイナーとのコラボレーションにより、開発とイノベーション、高い技術力によって快適性、機能性を確立し、イタリアならではの大胆な非日常空間を感じるデザイン性高いコレクションや素材と色の組み合わせがダイナミックで印象的でした。
ショールームは1階と3階の2フロアで構成されアウトドアコーナーは常設されています。天井高を活かした迫力の植物と開放感のある大きな窓の外の樹木が一体感を演出したアウトドアエリアにファニチャーが置かれ、実際の屋外空間での提案をイメージしやすい空間です。

訪問した際は屋内、屋外の両環境に最適なデザインと快適性を融合したコレクションのHybrid(ハイブリッド)が展示されていましたが、本当にこれが屋外空間で対応できるのかと疑ってしまうほどのフォルムと質感です。ハイブリットは室内用の伝統的装飾家具にあるように支えの構造がほぼ見えず、シートも床から数センチ浮いてる程度。シートクッションは密度の異なるウレタンで作られ、程よく体を受け入れ同時に沈み込むことなく支えられる座り心地。そして、なんといってもファブリックの進化がアウトドアコレクションの進化とイコールだと感じるインドア用と変わりない触り心地の質感と色の再現です。張地は4タイプのファブリック、加工なし、撥水、防水、耐水が用意されていて7年ほど前からは鮮やかなカラーや様々なパターンの張地も増えてきました。お施主様へは季節によって模様替えができるように何種類か購入しておくことや、追加のクッションによっての色彩の組み合わせをおすすめするのもいいですね。
色落ちの事例などは今の所ないようですが、クリーニングは基本的にブランド側の専門業者へとのことです。
今回紹介しているコレクションはB&B Italiaのアウトドアコレクションのごく一部です。他にも沢山の魅力的なファニチャーがあります。興味がある方はぜひwebサイトで確認してください。

Hybrid(ハイブリット)
アントニオ・チッテリオはリベス(アウトドアコレクション)の大成功を受けて次に続くデザインを開発し、ハイブリッドが誕生しました。
革新的なエレメンツを用いて、「モジュラーシーティング」としてハイブリッドはほぼ無数の組み合わせが可能。


ファブリックは織柄やカラーもバリエーション豊富。

Tramae(トラマエ)

丸みを帯びた六角形。表面は素材と色の組み合わせかたがダイナミックで伝統的なレース生地を現代風に再解釈し、他に類を見ない折り方で生き生きとした表情を見せています。

ショールームではハイブリットとコーディネートされていました。

トラエマとの組み合わせによって、より印象的で個性的な空間の演出ができますね。


Oh, it rains!<オー, イット レインズ!>

「雨かな?やっぱり降ってきた!」なんとも注意をひくネーミングですね。

こちらはショールームに展示されていませんでしたが、独創的なフォルムと想像もつかない機能の組み合わせをもったソファとアームチェアのシリーズ。

壁やパーテーションのように見える大きなバックレストが座面トップに折り重なり、座面とクッションを覆うことで雨から保護することが可能になります。このアイコニックなファニチャーがあるだけでハイセンスな芸術的空間になりそうです。



Erica(エリカ)

軽量さと優れたデザイン性。
座面とバッククッションは人間工学に基づいた快適性と耐久性を兼ね備え、
塗装されたフレームとポリプロピレン製の編み込みが印象的。スタッキングが可能なタイプも。

Mirto Outdoor(ミルト アウトドア)

アントニオ・チッテリオが提案するシリーズ。
アームチェアは折りたたみ可能。
Link Outdoor(リンク アウトドア)
このテーブルは接合部分がないため柔らかなラインが特徴です。

Fat-Fat Outdoor

スチールフレームと磁器質のストーンウェア天板の組み合わせのスモールテーブル。


次に伺ったのは、B&B Italiaとは青山通りを挟んで数分で到着できる。

イタリアモダンファニチャーのリーディングブランド Cassina(カッシーナ)の日本代理店でもあるCassina ixc.(カッシーナ・イクスシー)です。
カッシーナとしては初となる本格的なアウトドアコレクション「The Cassina Perspective Goes Outdoor」を発表しています。
訪れた際、アウトドアコーナーは1階のインテリア雑貨類が並ぶエリアを抜けた先に設けられていたので、気楽に片肘張らずに店内を見てまわれる雰囲気がありました。
展示商品の入れ替えが定期的に行われているとのことで、今回は、空気で膨らませるエアマットにインスピレーションを受けたデザインのSAIL OUT(セイル・アウト)を中心に構成されたコーディネート展示でした。肌触りの良いファブリック素材でソフトな感触と、バックレストやアームレストの取り付け位置が選べることが特徴です。
インテリアと同様に触り・座り心地も重視、中材のカバーは撥水+表地のファブリックが通水。木材は全てチーク材を使用。
基本的には完全アウトドアでなく屋根付きエリアをおすすめで、保障はインドアと同じ1年、クリーニングは基本的に専門業者をおすすめしていました。
印象的だったのはファニチャーまわりの照明やトーチなどの小物使い。夜も印象的でドラマチックな空間の演出ができそうで素敵です。

店内には、小物も充実していて、コーディネートのイメージがしやすいコードレスの照明は、配線も気にならず、動かしやすい
ファブリックは、インテリアと同様に豊富なカラーが選べる
やはり、アウトドアシーンでは明るめのカラーが人気


TRAMPOLINE(トランポリン)

パトリシア・ウルキオラのデザイン
今回の訪問時には展示はありませんでしたが、
アウトドア空間のシンボルとなるような強い個性を持つラブベッド。自然に囲まれ広い空間のガーデンテラスなどのアイキャッチとしての活用ができそうです。

冒頭にお話しした有名な建築が点在するみゆき通り沿いの中心部、道を挟んだ前に青いタイル貼りが印象的な「ヨックモック」がある場所にミノッティ青山はあります。みゆき通りからは少し引き込みの通路を上った奥。入口へと誘うアプローチは壁面緑化とガーデンファニチャーが設けられたテラス空間が兼用となった演出がミノッティの世界観、アウトドア空間への強い思い入れを感じ取れます。私自身はこちらのショールーム訪問は3回目でしたがこの素敵な空間に毎回心を奪われています。旗地形状の弱点を上手く利用した空間利用で実際のお客様への提案にも参考になっています。
ミノッティの特徴として、中と外を繋ぐという発想を多く取り入れており、インテリアの融合性・連動性も必要であり、また緑のある空間提案を強化したい方向性を強く感じました。
コレクションごとにオリジナルラインを展開するなどファブリックに注力しているが、アウトドアも同様の考えでファブリックデザイン強化と、木材とブロンズやグレイッシュシルバーなどのカラーの金属マテリアルとの組み合わせたパーツデザインも特徴かと思います。ミノッティと言えば2018年NI創立70周年を迎えたミラノサローネからアジア人として初めての日本人デザイナーでnendo代表の佐藤ナオキがデザイナーとして参加しているのでご存知の方も多いかな?そのせいもあってなのか、佐藤ナオキが手がけたコレクションTAPEはイタリアブランドでありながらも日本の感性を持ち合わせてているように思えます。2018コレクションで好評を得たTAPE、2019コレクションではTAPE CORD OUTDOORを発表。小ぶりなテラスやデッキ、インナーバルコニーなどにも活用しやい軽やかなシルエットでありつつ、名前の由来でもあるファニチャー脚部をテープで留めたようなデザインディテールが目を惹き、全体に角が取れ丸みがあるので動線をスムーズに確保しやすそう。日本の住宅にも合う感性やサイズ感だと思います。ちなみにTAPEデザインのヒントになったのは、試作模型を固定するために留めた時のテープだったそうです。
ミノッティは世界のトップデザイナーとともにコレクション発表をされていますが、デザイナーありきの家具単体を主張するのではなく、家具を通して空間全体を演出することを意識しているそうで、ショールームもその意識を強く感じる展示方法。そのままこの空間を自宅に再現したいと思うお客様も多いのではないでしょうか。
本国イタリアではアウトドアコレクション専用の工場建設計画も進んでいるそうで、ミノッティのアウトドア空間への取り組みの本気度を感じ、益々目が離せない状況が続きそうです。

みゆき通りからちらっと顔を覗かせるファサード

ファブリックは、インパクトのあるものからナチュラルな雰囲気のものまで、選ぶのに悩むことは必須です


奥に引き込まれた入口へのアプローチとテラスが兼用となったファサードのアウトドア空間
ソリッドでシャープな印象の建物を壁面緑化と床の植栽目地によって、柔らかな空気感が漂う心地よい空間になっています。


TAPE CORD OUTDOOR

日本人デザイナー佐藤ナオキによる2018コレクションで好評だったインドア家具のアウトドアコレクションバージョン
小ぶりなデザインが日本の住宅サイズにも使い勝手が良さそう。
チェア、ラウンジチェア、オットマン、2・3人掛けソファ、シェーズロングタイプ
空間の広さとライフスタイルに合わせ、最適な組み合わせの提案ができますね。


SUNRAY(サンレイ)
ドルドーニ、2020年アウトドアコレクション
無垢のチーク材ベースの水平ラインとコードを織り交ぜた背もたれ、爽やかで清潔感の肌触りの良いファブリック。丁度良い軽重感のシリーズです。


DAIKI OUTDOOR(ダイキ アウトドア)
ブラジル建築家、マルシア・コーガンの日本文化への情熱から生まれたシリーズ
洗練された木工技術によって作り出された曲面シェル(チーク材)。
インドアシリーズもあり内外のつながりをより強調できます。


室内と屋外を分ける境界はもはや存在しないミノッティの空間提案
カルフォルニアのミッドセンチュリー、日本のミニマリズム、スカンジナビアの精細さ、様々なデザイン文化のフュージョン。


根津美術館にほど近いエリアに昨年移転オープンした「FLEXFORM TOKYO」ショールーム。フレックスフォルムの家具は、インドア、アウトドア、モード、3つのコレクションが用意されています。
地下1階から地上3階までの4フロアで構成され、天窓がある2階の一部と全面ガラス張りの窓からたっぷりの日差しがそそがれる3階にアウトドアコレクションが展示されています。
近年力を入れているアウトドアコレクションは2020年コレクションで、さらに追求され機能的かつ快適性、あらゆる気候に耐えうる耐久性、インドアとアウトドアとの融合、連動性を重視したデザインで境界を取り払いリラックスしたライフスタイルを実際に体感できる空間が広がっています。
インドアと同じデザインのままインではアッシュ材やウォルナット材を使用していたものを、アウトは耐久性に優れたイロコというアフリカ原産の木材使用していたり、テーブル天板をインでは大理石、アウトは砂岩石。ファンブリックもインは綿やウール材、アウトにポリエステルと素材を変えて機能と耐久性は保ちつつも風合いや手触りには妥協しない信念が伝わってきました。
特徴的だと感じたのはアウトドア用の木材といったら、ほとんどが重量感のあるチーク材を使用されますが、イロコ材という軽量な木材を使用していることや、デイベッドにアルミ製の後輪が付いたタイプなどがあり、移動することを想定した作りをしていました。移動が手軽な作りですので、インとアウト共用でその時々使いたい場所で使用することをご希望のお客様には勧めしやすいかと思います。
フレックスフォルムのアウトドアコレクションは、室内同様のエレガントでモダンなデザイン性とクオリティを保たれていますので、最上級の空間を創造しライフスタイルをより一層豊かにしてくれそうです。

機能性とデザイン性の両面で人気のローピングデザイン

日当たりの良い3階フロアは、アウトドアリビングのシーンをイメージしやすく、実際に日差しの強い窓際での使用感も見れます

ファブリックの種類もベーシックからポイントカラーまで豊富ですが、ナチュラルな馴染みやすいカラーは上品な印象

雨の日は座面シートを立てかけたり、付属のカバーを使うなどの、メンテナンスについても丁寧に説明してもらえます!

天窓がある2階の一角。
アルミ製の後輪が付いたデイベッド

今回、ショールームをまわり改めて各ブランドのアウトドアコレクションへの期待感と熱い思いを感じました。
さすがラグジュアリーブランドだなと感じる高い質や妥協ないディティールのこだわりはさすがです。

デザイン的には二つの主流があるように感じました。一つはインとアウトの境界を感じさせないインドアと同じコレクションからの展開で、見た目だけではインとアウトのコレクションに判断がつかない上品でエレガントな設えのもの。そしてもう一つは、B&B Italiaの「Oh, it rains!」やCassina ixc.の「TRAMPOLINE」のような個性的で非日常的なフォルムデザイン。屋外ならではの光や風、自然があるからこそ活かされそうな広い空間のアイコンとなる存在感のものです。どちらも、ファブリックの色、柄が沢山取り揃えてあるのでとても悩みそう。シンプルに室内と揃えるのも素敵ですし、あえて大胆で発色の良い色味や柄物も樹木に溶け込み屋外の広い空間に映える存在になりそうです。

最後に少し注意点ですが、各ブランド共通してイタリアを中心に海外での工場にて作成されていますので、受注されてから日本への納入までコロナ禍もあって約半年程度の期間を要しますので、なるべく余裕を持ってお客様に提案することが必要なこと、もしくはお客様に納入時期の説明をすることが大切です。そして、家具の大きさによっては搬入の経路の確保も重要です。場合によってはクレーン車が必要にもなりますので気をつけましょう。

以上、今回のショールーム巡りはいかがだったでしょうか。実際にはまだお客様にファニチャーまで提案はできていない方も多いかと思いますが、知識を深める一つとして是非ショールーム巡りをして欲しいなと思います。


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